「GCP Professional Cloud Architect」を受験する上で参考書として紹介される本として「Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド」や「GCP の教科書」などがありますが、やはりクラウドということもあり内容が直ぐに古くなってしまい、読んでいても「ベータ版」としての紹介だったり、言語として未対応と書かれていたり色々あるわけですが、AWS のように本が沢山出るわけでもなく、そんなタイミングで買ったのがこの「取ろう!GCP Professional Cloud Architect」。
前半の執筆で力尽きた感は否めないのですが古い本をめくっているよりはコマンドも載っていたりして、最新バージョンの GCP 本としてはサクッと読めて良いなと思いました。
もちろんこの本は受験対策としては物足りなく、受験してみた結果としてやっぱりいちばんのドキュメントは Google が出している公式のドキュメントを読むしかないのかもしれない…という気もしてしまう訳で、実際のテストだとコマンドも時々出てきたりはしますけど、もう少し実務的に「こういう場面ならどういうサービスを選ぶか」という視点だったり、出題される 3 事例の件でも、MySQL を Clous SQL に置き換えれば良いんだっけ?とかそういう視点も必要になったりしてきます。
そういう意味ではやっぱり本書だけだと受からない気はする訳ですが、それでも古い情報で覚えるくらいなら本書でざっくりと概要とサービス名等を把握して、更に公式ドキュメントを読むような流れでも良い気がします。
全サービスをちゃんとまとめると本書のようなページ数にもならないですし、これだけのサービスをこのページ数にまとめてくれたということには大変感謝ですし、実際にこれを見た上で受験し合格したという事で大変嬉しく感じています。ぜひ買ってみてください。
取ろう!GCP Professional Cloud Architect