ログを活用することでより注意を払い、考えを深める

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ロギング仕事術 課題に気づく、タスクが片づく、成果が上がるを読みました。本書では主に新社会人向けの本ではありますが、すでに社会人である自分にとっても非常に有用な本でした。

ログすなわち記録を残しながら仕事を進めることや、記録を使いながら仕事を進めることで、過去にやったことから更に考えを深めることができたり、自分ができなかったことからやり方を工夫したり、今後同様の事象が発生しても対処できるようになる可能性がある。またこれからやろうとしていることを通じて仕事の方向性を考えたり、記録から作業時間を通じて仕事を正しく見積もることができるようになるなどログから得られる情報は数多い。

本書の中でのログはネットサーフィンで思い出したタイミングでメモをしたり、会議が終わったら内容を振り返ってメモをしたり、次のアクションをメモしたりと都度メモを行うようなものですが、接客などで都度メモができない場合でも時間をみつけて、途中途中少しまとまった時間でログを残すことを推奨している。

それは一日一回最後にログを書くだけでは、既に記憶から多少失われている部分が発生するためである。タスクやアクションについては忘れていないかもしれないが、自分でも感情的な部分や「こうすればよかった」という次に活かしたい内容は忘れていることがある。そういう意味では早めのログ残しの大切さもわかるというものである。

ログを残すことで自分に関する知見が得られるという点も納得した部分である。自分の考える癖や苦手な事、興味関心など自分に対するログが多く溜まっていくことで自分を見つめるきっかけとなる。この点は自分に足りていない部分だと感じた。

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