お題 🔗
主張 🔗
研究力の底上げにつながる環境整備を
内容 🔗
- 学術論文公開費/購読料高等
- 圧倒的権威を持つ欧米の学術出版社が主導
- G7: オープンサイエンスの推進で合意
- 欧州連合: 公的サイトでの論文公開着手
- 米国: 25年までに政府資金で得られた成果の論文・データの即時公開方針
- 日本: 今月、原則公開方針決定
- 日本の課題: 購読料については引き続き現場任せ
所感 🔗
今回読んだ社説では、日本では一部現場任せの部分があるという内容だった。直接的な書き方はされていないが欧州連合や米国では購読料についても公的なサポートが何かなされているということなのだろう。
Google Scholarが登場してきたタイミングでは論文自体が引用される数が評価指標として捉えられはじめた気がする。圧倒的権威を持つ学術出版社が費用を高くすることで恐らく足切りのラインを高めているのだろうとは思うのだが、インターネットが発達しても特定の会社などがコントロールしている世界というのは、なんとも言えない歯がゆさがある。
学術出版社がお金目当てということは無いと思うし。
よりパブリックに「知」を公開できるようにすることと、いついかなる時でも望むタイミングで「知」にふれる権利は多くの人に与えるべきだとは思う。現状の世界を良しとしているのは、研究者として認められる事として権威ある学術出版社の発行する論文集に掲載されることが存在するからなのだろう。
この"ステータス"にも似た慣習を打破する仕組み、現状でいうとGoogle Scholarが一定の評価をもてれば一番良いのだと思わなくもない。「知」の公開、購読に対し現状課題感があるのであれば、G7での決定に従い早めに環境を整備すべきなのだろう。