主張 🔗
アウティングはパワハラであり一層の理解と支援体制整備が求められる
内容 🔗
- アウティング被害の労災認定
- 2020年6月: 女性活躍・ハラスメント規制法
- アウティングはパワハラの一類型
- 当時の厚生労働省調査では性的指向や性自認に関わるハラスメントに関する社内規定策定企業は3割にとどまる
- 現労災調査でもアウティングは評価基準不明記
- 根本問題: 性的少数者に対する理解の不足
- 性的指向や性自認: 自らの意志に関わらず決定される個人の性質
- 企業は性的少数者が社内に存在している前提で研修・社内規定整備を行うべき
- 自治体等は専門知識や技量を持った相談員の配置などの支援体制整備を
お題 🔗
所感 🔗
事件としてどれくらい前のものかは分からないけれども、未だにこういう会社はあるんだなという気持ちもある。
前から言われているけれども、異性が好きだからと言って身の回り、生活圏内、誰でも好きになるわけではない。それは性的少数者も同一だ。会社の人に性的指向などを伝えなければならない状況というのも辛かったと思うし、どういう理由であれアウティングという結果となったのは問題であろう。
でも、この社説を読みながら少しだけ考えたのは、上司は緊急連絡先の登録で本人を冗談等で問い詰めたか何か分からないけど性的指向等を知った。その後会社内の女性社員がその社員に対し好意を寄せている事を知り、上司がアウティングするという結果になったのかな?と推測をしてしまった。その後の女性社員の態度もどうかな?と思うし、アウティングしたのもよろしくない。
自分がこの上司の立場だったら、どちらの話も知らなかったことにして放置するのが最善なのだろうか。まぁ好意に対し何かサポートする必要性もないわけだし、両方の気持ちを知っていたとしてもそこは両者で解決してくれという感じなのかな。仕事とも関係ないわけだし。
最初に述べたように本人の性的指向を聞き出したりしたのであれば、それは大変問題だとは思うが、両方の気持ちを知っているという状況に立ったときの最善の行動はなんだろうね。異性間での好意を知ったら本人にお任せするか、飲み会セッティングなどを頼まれたらそうするかもしれない。それと一緒だと考えれば第三者として二人の間で話し合ってもらうのが良いという結論かな。