主張 🔗
学力格差をうまない教育環境とあり方を模索すること
内容 🔗
- 世帯収入、親の学歴、親が子供にどの程度の学歴を期待するかが児童生徒の学力に影響する
- 家庭の社会的経済的背景(SES)の指標として「家にある蔵書の数」を採用し調査
- 蔵書数が少ないほど全国学力・学習状況調査の正答率低い
- 一方で授業の工夫によりSESの高い層と低い層の正答率逆転
- 工夫とは: 主体的・対話的で深い学び
- 探究型授業: 自ら調べ、工夫して発表した子供を教員が評価、助言すること
- 探究型授業により学習意欲は向上する
- 今回のデータを深く掘り下げ学習教育のあり方を模索せよ
- また蔵書格差を埋めるのが学校図書
- 国の交付する図書・新聞購入費執行率は21年度6割弱にとどまる
- 子供が主体的に学ぶ地域格差はなくすべき
- 電子媒体も含め学校図書充実を
お題 🔗
所感 🔗
国が交付している図書・新聞購入費の執行率が低い点はとても驚いた。自治体側で使用用途は決められるとはいえ学力格差に影響を及ぼすようなお金の使い方をすることは許されるのだろうか。今自分が住んでいる自治体の執行状況を調べようとしたけれども、パッと検索しただけではよく分からなかった。
もし仮に電子媒体の普及により、そこまで必要がなくなったということであれば国として電子媒体の普及率と交付金の額を調整すれば良いだろう。せめて老朽化した学校のために利用するなど子供のためのお金として使ってもらいたいところではある。図書・新聞購入費で学校図書以外の地域図書館の図書も含まれていたりするのであれば若干状況は違ってくるかもしれないが。
ベースとなる蔵書数(社会的経済的背景)と、加えて探究型授業により学力格差をなくす努力が求められる